穴だらけの指

インスリン抵抗性から発生する、2型糖尿病、低血糖症、多嚢胞性卵巣etcの病態を持つヒト科29歳♀のブログ
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運動では、血糖値を下げない場合も

糖尿病関連の書籍を見ると、
「血糖値を下げるために、食後一時間〜二時間の間に運動を行ないましょう」
という記述をよく見かけます。
これがあるグループの方々にとって、正しいことは、いろいろな糖尿病の方々のブログを覗くことでも分かります。

しかし、私の体の場合、一概にそうとは言い切れず、かえって持続する高血糖を招くといった、データが頻繁にでます。

例えば、以下は全く同様の食事を取ったときのデータですが

食事:糖質50g程度、豚肉炒め、白米
運動:食後一時間から一時間半まで、自転車こぎ

血糖値(mg/dl) 一時間値 → 一時間半 → 二時間値 → 三時間値

運動あり 206 → 77 → 193 → 174
運動なし 189 → 測定なし → 159 → 110

運動した場合は、一回下がるものの、三時間までだらだらと高血糖が続くのに対して、運動しなかった場合は一時間値は高いものの、比較的速やかに下がっています。


実は、江部先生のHPにも同様の報告があります。

<食後30分から30分間運動>VS<運動無し>50g糖質摂取時
空腹時→食後60分→食後120分血糖値の比較
N・Mさん
運動あり 174→278→307mg
運動無し 136→278→211mg


このように、江部先生の患者さんの場合でも運動しないときのほうが、血糖値は下がっている方がいらっしゃるのです。

糖尿病の病態は千差万別だと思います。ある人にはいいコントロールの仕方であっても、他の人にはあまりよくないコントロールの仕方であることもあります。

自分で血糖値を測定して、自分にあったコントロールの仕方を学ぶ「オーダーメイドコントロール」が、必要だと思います。そのためには米国みたいに、食事療法のみであっても、血糖測定器、測定用チップを保険適応してほしいものです。
結果的に合併症の人口が減れば、十分に医療費削減になるのですから。

(米国では、高齢者などでないと政府の医療保険には入れず、医療保険に加入する人のほとんどは、民間企業の医療保険に入るわけですが、利益を出さなければならない、民間企業の保険であっても、食事療法の患者への測定用チップの保険適応を認めています)


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血糖管理 | 08:31 | comments(19) | trackbacks(0) | カトリ

アセンシア ブリオ V.S. Contour

さて、新型血糖測定器、Contourが手元に届いて、数日が経過しました。
そこで、ブリオとContourでの測定値がどの程度ばらつくのかを4回連続測定してみました。


  ブリオ          Contour


  ブリオ          Contour


  ブリオ          Contour


  ブリオ          Contour

まとめると、どちらが高く出るという傾向はなく、約20 mg/dlくらいの数値の乖離が見られます。

血糖測定器の誤差の許容範囲は±20 mg/dlなので、許容範囲内ということはいえると思いますが、普段、二回続けて測定したときにはここまでの乖離は見られなかったので正直驚いています。

これからは、一回一回の数値にはあまりとらわれずに、平均で考えていけたらと思います。

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血糖測定器 | 06:21 | comments(0) | trackbacks(0) | カトリ

朝のみ優れている耐糖能

“BMI 17〜20、HbA1c 5%台の人の、朝だけ耐糖能がいいケース”なる話題が、
杉本先生のブログに出ていました。
私もBMI 17台、HbA1c 5%台なので、この条件に当てはまります。また、朝だけは昼、夜より耐糖能が大分良いことを日々の血糖測定で感じていました。

そこで、朝、夜と同じメニューで血糖値比較を行ってみました。

メニュー:パン2枚 (糖質40g) ローストビーフ サラダ

朝 136 mg/dl
夜 185 mg/dl

私の場合、一時間後の値がピークに来ることが多いので、どちらも一時間値です。やはり大分朝のほうがいいようです。ただし、食前値を測り忘れています……(いつも食前は70〜90 mg/dlなのでそれくらいだとは思います)

一回だけでは、データにならないので、過去の手帳から、食前値を測った時を抜き出して、平均を取ってみました。これは、実験を目的にしていませんので、糖質源となるものは雑穀飯150 g (糖質50 g) で固定ですが、その他のメニューはさまざまです。

朝 (サンプル数=3)    
食前; 81 mg/dl      
食後一時間; 104 mg/dl     
           
昼&夜 (サンプル数=4) 
食前; 91 mg/dl
食後一時間; 156 mg/dl
          
朝と、昼・夜では50 mg/dl近くも異なってきます。

ネット上を検索すると、ちらほらそういう方はいらっしゃるみたいです。
この現象を理解する上で、私がとても参考にさせていただいる、knacke様のエントリーには、朝よりも昼に顕著にインスリンの分泌遅延が見られたとのこと。

私は検査していないのではっきりしていませんが、私もこのような分泌パターンなのかもしれません。もし、検査ができる機会があれば、確かめてみたいものです。


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血糖管理 | 07:22 | comments(6) | trackbacks(0) | カトリ

Bayer Contour

いままではアセンシア ブリオという血糖測定器を使用していたのですが、アメリカに引っ越して周りを見回すと、この機種、こちらでは市販されていません。ということは、測定用チップも簡単には手に入らないということです。
しょうがないので うきうきして♪ 新しい測定器を購入しました。
一応、一万円少しのメーカー希望価格がついているにはついていますが、アメリカでは実質、測定器はタダです。
何にしようか大分迷いましたが、私は以下の二点に重点をおきました。
1) 測定チップが安く手に入ること
2) 血液量が少なくて済むこと
で、選ばれたのが同じバイエルのContourという機種です。
チップはアマゾンなどで大分安く(送料込みで一枚50セントくらい)血液量は0.6マイクロリットル。今までの血液絞りがうそのようです。

という訳で、使用感などの感想を書かせていただきます。
総評としては、2004年日本発売のブリオより大分良くなっているなぁ、と感じました。

まず利点から。
1) 0.6マイクロリットルの血液量は3マイクロリットルの検体を必要とするブリオより、血液絞り(苦笑)の手間がかからない
2) ブリオよりContourのほうが大分小さく、持ち運びに便利


     左:Contour    右:ブリオ
3) 測定が5秒と10秒であったブリオより短い
4) 食事前、食事後の記憶、平均値の算出、食後1時間〜2時間のブザーなど、機能がいろいろ
5) チップごとの補正コードを打ち込む必要がない

といったところでしょうか。いろいろ改善されていて、とても使いやすかったです。

欠点としては
1) チップが小型化されて不器用ものには、持ちにくい (苦笑)
2) チップを機械に差し込む際、今までより力をこめて押し込まねばならない
といったところでしょうか。
特に、2)に関しては、最初、チップが本体に認識されないので、アレ?と少しあせりました。

最後に、機械特性を調べるため、二台並べて測定してみました。


一回だけなのでなんともいえませんが、Contourのほうが低く出るみたいです。
ブリオの場合、病院値より高く出る傾向があったので、より病院値に近づいたといってもいいのかもしれません。精神衛生上はContourのほうが良さそうですが、コントロール上はどちらがいいのやら。少し頭の中で補正をかけながら、これからのコントロールに励みたいと思います。

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血糖測定器 | 10:55 | comments(1) | trackbacks(0) | カトリ

血糖測定器の誤差

 


江部先生のところで、血糖測定器の誤差について
話題に上がっていたので、私もOGTTの際に
看護婦さんに協力していただいて、測定してみました。

測定機種  : アセンシアブリオ
チップロット: CS735K
有効期限  : 2009/04

   経過時間; アセンシア測定値; 病院測定値; 差 (病院値=0)
  0 min;       92;    98;   −6
 30 min;      222;   184;  +38
 60 min;      193;   147;  +48
 90 min;      155 (病院での採血はなく、ここだけ指先から)
120 min;      117;    92;  +25
(数値はすべてmg/dl)

やはり同じように高血糖域では40−50 mg/dl高く出ている模様。
江部先生のブログでは、

高雄病院の入院患者さんが採血されたとき、SMBGを持っておられたら、比較することがあります。
誤差は10〜20mgていどまでのことも多いですが、やはり食後の血糖値では、40〜60mgの差があることがあります。

高雄病院の経験による私見ですが、早朝空腹時血糖値は、メーカーのいうとおり誤差は10mgていどですむ可能性が高いですが、食後血糖値は、10〜60mgの誤差が現実に生じるケースがあるということになります。

とありますので、この現象は普遍的なものだと思われます。

この誤差についてですが、誤差には精度と正確度があります。
乱暴に言うと、精度とは、ばらつきの大きさ。正確度とは、真実の値への近さです。
この場合、精度は低く、正確度は高い。

この場合、精度は高く、正確度は低い。

何が言いたいかというと、簡易測定器でも、続けて二度、三度と測定した場合、その値が40-50 mg/dlもずれることはありません。よって、病院の値が真実の値だとすると、簡易測定器の値は、精度は高いが、正確度は低い、ということになります。
そこで、江部先生のところのデータと、私のデータを合わせて、グラフを書いてみました。


大体の換算表を書くとするならば、
簡易測定値; 病院値
160  ; 123
170  ; 128
180  ; 135
190  ; 142
200  ; 153
210  ; 163
220  ; 180
      (単位 mg/dl)
となるでしょうか……?
データ数が少ないため、あえて150以下は省きましたが、
少し違う世界が見えそうです。


10/23追記
誤解を招くかもしれないと思い、追記させていただきます。
実際の大規模研究例には簡易測定器を測定に用いている例も多いことから、
病院値が簡易測定器より低いからといって、安心できるわけではないことを
申し添えておきます。
血糖測定器 | 12:32 | comments(2) | trackbacks(0) | カトリ

管理方向

糖尿病発覚から一年。
住む国を変更したので、医者にも行かない生活(苦笑)
管理も緩め。
暴食して300超えたときはあせったけど200くらいじゃ驚かない毎日じゃあ
血管傷つけ放題だわな。

これじゃあまりにもひどいので、少しいじくってみることにした。

現在の管理方針
糖質: 40 g/meal (主食のみ)
運動: 20 min/2-3 deys (自転車)

現在の血糖値 (平均)
1h: 180
2h: 140

-------------

変更点
運動 20 min/2-3 days → 20 min/day

問題は、続くか。だな……



JUGEMテーマ:糖尿病

血糖管理 | 06:12 | comments(0) | trackbacks(0) | カトリ

自己紹介

カトリです。
2007年08月に二型糖尿病発覚して以来、血糖値のコントロールに励んでいます。

2007年09月05日の測定結果
身長:158cm
体重:46kg

75gOGTT

血糖値 (mg/ml)
  0min: 92
 30min:188
 60min:229
120min:142

インスリン分泌量 (μU/ml)
  0min:  5.6
 30min: 32.1
 60min: 63.1
120min:108.0

インスリン分泌指数(0.4以下だとインスリン分泌悪い):0.27
インスリン抵抗性指数(HOMA−R、1以上で抵抗性見られる):1.27

医師の判断:インスリン抵抗性による二型糖尿病

インスリン抵抗性からくる合併症:低血糖症、多嚢胞性卵巣
自己紹介 | 10:00 | comments(0) | trackbacks(0) | カトリ

インスリン抵抗性

インスリン抵抗性による糖尿病とわかったものの、私の場合内臓脂肪性ではない。

インスリン抵抗性が生じる理由
1) 内臓脂肪蓄積 (内臓脂肪から抗インスリン物質がでる)
2) 遺伝性 (インスリンレセプターの変異など)
3) 筋肉不足 (インスリン受容、ブドウ糖受容細胞の減少による)
4) 運動不足 (インスリン受容体の減少)
5) たんぱく質過剰摂取 (2g/kg体重を超えると駄目、
   Campbell 1994 Am J Clin Nutr Increased protein requirements
   in elderly people: new data and retrospective reassessments.)
 *たんぱく質欠乏糖尿病"Protein-deficient pancreatic diabetes PDPD"は、
 マウスモデルで見る限りインスリン感受性なので、たんぱく質欠乏は
 まずいにしても、インスリン抵抗性とは関係ないとした。
6) 糖質摂取不足、飢餓状態 (ヒムスワースなどの研究)
7) 妊娠時、ストレス時における抗インスリン物質の生産
8) 抗インスリン抗体の生産


   …これ以外の原因を知っている人がいたら、ぜひ教えていただきたいです。
糖尿病学 | 23:25 | comments(0) | trackbacks(0) | カトリ